仕事を終え帰宅すると、いつも元気に「オカエリ!」と出迎えてくれる長女の声がしません。
昨日の朝体調を崩し嘔吐した長女、虚ろな目でテンション低くぐったりとしています。
熱を計ってみるとなんと39℃。
前年の初夏に入院したとき以来の高熱。
あれ以来、ちょっとでも様子がおかしいと僕も妻も必要以上に不安になってしまいます。
手(指先)の震え
様子を見ていると、寝ころんだまま手元で遊べるおもちゃを地味にいじって遊んでる長女の指先が、プルプルと小刻みに震えていたのです!
うろたえかけた僕に、夕飯の支度していた妻が手を止め、
「昨日病院で貰った薬の副作用かもしれない」と。
様子がおかしかった長女の状態を既にネットで調べていた妻が言うには、ホクナリンテープという薬の副作用によって手の震えが来てるのではないかと言うのです。
気管支拡張薬ホクナリンテープとは
ホクナリンテープの効能
効用は、狭くなっている気管支を広げ、呼吸のしやすさを改善するというもの。
「気管支喘息」「急性気管支炎」「慢性気管支炎」「肺気腫」の治療に使用されるそうです。
ん?ちょっと待った。
ウチの娘は喘息でもなければ肺気腫なんてとんでもない病気ではない・・・。ただ確かに辛そうな、痰の絡まるような咳はしていましたが、喘息と診断されたわけではありません。
(因みにこの時は感染性胃腸炎と云われていました)
調べてみると、風邪によって湿った咳をしている場合、それだけで上記四つの中の「急性気管支炎」と診断されてしまうパターンが多く、どうやら小児科では割と簡単にこのホクナリンテープを処方しているようなのです。
確かにこれによって気管支が拡張され、息苦しさや気管支が狭くなっている患者の咳や痰を和らげる効果があるようなのですが、薬には必ず副作用というものがあります。
ホクナリンテープの副作用について
外部リンクホクナリンテープ(Abbott)
製造メーカーの副作用についてのQ&Aを読むと、有効成分が皮膚から吸収されて血液の流れで気管支まで運ばれることで気管支を広げる働きをするが、心臓に運ばれた場合、まれに動悸等の副作用が起こってしまうとの事。
更に、手足の震えも確認されています。その場合自分で判断しないで医師に相談しろと・・・。
ウチは即効剥がしましたけどね。それはもうためらう事なく独断で。だってあまりにも震えていたからビックリしてしまって。
余談ですが、ウチの子のかかりつけ医の話。
優しいし、判断力もある良い先生だとは思うのですが、どうも言葉足らずなところがあるようです。
今回のホクナリンテープの副作用についての説明も特にありませんでしたし、以前、長女の熱性痙攣が疑われた時に処方していただいたダイアップ坐薬の詳しい使用方法についても特に説明がありませんでした。
(処方後独自に調べて、最初に入れてから熱が治まらない場合8時間後に2本目を入れる。その後は16時間効果が継続・・・するはずが、すぐさま痙攣を起こしたので自分たちで異常を察知でき、急患にて急性脳症という別の病気を発見する事ができたのでした。)
耳慣れない薬などの説明は、こちらが理解するまでしっかりとした説明が欲しいものですね。
その後の子供の体調
ホクナリンテープを剥がしてからしばらくは指先の震えが止まりませんでしたが、次第に落ち着き、テンションも上がりいつものように狭い家の中を走り回るほど元気に回復。
良かった良かったと安心していると、その日の晩に1歳半の次女が発熱。
次の日朝にはオヤジが39℃近い発熱・・・。
あれ?これはまさか・・・
唯一人元気な奥さんに車で送ってもらい、休日なので救急センターへ。
見事に3人インフルエンザ(B型)でした・・・。
お医者さんや現代医療を真っ向から疑ってかかるような事をするつもりはありませんが、せめて薬にはどんなものにも副作用があるという事だけは常に意識していたいです。
子供の事は特に気を付けてあげたいですね。
てことで!
しろうめず@ShiroUmezでした。
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