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3日前の夜家族が寝静まり、さてブログ更新でもするかーとこうしてPC前でせっせとキーボードを打ち込んでいると、眠っていたはずの次女(1歳8か月)が「ケホッ、ケホッ」と不自然に咳き込みました。
少し前に家族仲良くインフルエンザにかかり(参考記事・人生初のインフルエンザの諸症状)、せっかく治ったのにまた風邪でも引いたのかな?なんて思いながら様子を見ていると、目は涙目になりごはんを喉に詰まらせたように苦しみだしたのです。
隣で眠っていた妻も、次女の様子がおかしい事に気付き慌てて飛び起きました。
しかしすぐに咳もおさまり、ケロッとした顔で両親を見つめ返す次女。しかもむせた事により覚醒してしまい、深夜だというのにご機嫌に走り出す始末・・・。
ヤレヤレと次女を妻に任せ、再びPC前に向かおうとした僕に真っ青な顔で妻がこう呟きました。
「スマホピアス飲み込んだかもしれない・・・。」
異物を飲み込んでしまった我が子(1歳8か月)
・・・スマホピアス?なんぞソレ?
聞くと、スマホのイヤホンジャックに刺すアクセサリーの事らしい。大きさは色々ありますが、娘が誤飲したらしきものは2センチくらいのハートの形をしていて、イヤホンの穴に刺す長い部分も合わせて全体的な長さ3センチ強くらいあるとのこと。
定規があれば測ってみてください。
3センチ・・・結構長いんです・・・。
ケロッとしてる子供を見ると、どうやら喉には引っかからず完全に飲み込んでしまってるようなので、呼吸困難は大丈夫かなと。ですが今までに小さなシールを飲み込んでしまったことはありましたが(その時は後日オムツに出してくれました)、さすがにスマホピアスは大きすぎる・・・。
慌てて対処法をググったのでまとめてみました。
子供が異物を誤飲した時の対処法
吐かせるのが基本ですが、逆に吐かせてはいけないものがあります。
吐かせずに至急病院で受診すべきもの
- 灯油、シンナー、ガソリンなど
- 殺虫剤、農薬
- マニキュア、除光液
- ボタン電池、乾電池
- 画びょう、針、くぎ、ガラス
上記のようなものは毒性が強かったり、吐かせたり何かを飲ませたりすると逆に食道などを傷付けかねないので何もせずに至急受診しましょう。
移動手段が無い場合は迷わず119番へ連絡すべきです。
(以前長女がひきつけを起こし脳の病気にかかってしまった時、担当医も遠慮などせずに救急車を呼んでねとおっしゃってくださいました。)
水か牛乳を飲ませてから至急受診すべきもの
- 排水パイプ剤
- カビとり剤
- 漂白剤
水か牛乳を飲ませる事により毒性を弱める事ができます。
生卵でも良いらしく、胃に防御壁を作る為のようです。
飲ませたらすぐに病院へ行きましょう。
何も飲ませず、吐かせてすぐに病院へ
- 2センチ以上のタバコ若しくはタバコの入った水
実は、小さな子供の誤飲事故のおよそ半分はこのタバコの誤飲であるというデータがあります。
しかも乳幼児の場合、タバコ1本に含まれるニコチン量は致死量にあたります。ニコチンの溶けだした水は更に危険!
タバコは本当に百害あって一利なしです。出来る事ならやめてしまいましょう。
僕も以前はヘビースモーカーだったので、タバコなんて止めてしまえと言われると非常に耳が痛い気持ちはよくわかります。僕がタバコを止めたときのお話を載っけときますので、真剣にタバコをやめようとお悩みの方は是非読んでみてください↓
様子をみる
その他ボタンや小さなおもちゃなど、喉や気管に詰まったりせず、飲み込んでしまったようなら何を飲み込んだのかを明確に特定し様子を見ます。
気管に何かを詰まらせてしまった場合は注意が必要で、詰まっている状態のままだと激しく咳き込んだりしますが、喉元過ぎればなんとやらで気管の奥にしっかり入ってしまった場合、あまり苦しまなくなるようです。
当然かなり危険な状態なので、呼吸音などを聞き、気管に入っていないかを充分に確認する必要があります。気管に入ってるようでしたらすぐに病院へ。
我が子の場合
さてどうしよう・・・。痛がったり苦しんだりしているようには見えないし、元気に遊びまわってるし。
妻と相談し、異常な症状を訴えたり確認したらすぐに病院へ連れて行こうという事で、取り敢えず様子を見てみる事にしました。
一日経ち二日経ち、帰宅する度に妻に次女の様子を聞く毎日。特に変わった様子も無く、どうしていいのか戸惑う僕たち。
そして3日目の夜、オムツを替えると・・・ありました!ハート型のスマホピアス!
頑張って自力で出してくれました。
安心して涙ぐむ妻。心からホッとしました。
【まとめ】誤飲予防が大事。救急車は遠慮せず呼ぶべし!
危ないモノは子供の手の届かないところに(誤飲予防)
何よりも大切なのはやはり、幼児の近くや手の届く範囲に飲み込めてしまうような小さな物を置かない事です。
我々夫婦も改めてその危険性を再確認し、今後まだまだ気を付けないとねって事で話し合いました。
お兄ちゃんやお姉ちゃんが居る場合は更に注意が必要だと思います。
慣れてきて、だんだんと色々なおもちゃを与えてしまいますからね。
小さいほうの子に合わせてあげるように、注意したほうが良いと思います。
誤飲チェッカーを活用する
誤飲チェッカーというツールがあります。
形は、赤ちゃんや子供の口腔内や喉の大きさを調査し、設計・作成されたアクリル製のコップのようなもの。中央の穴を通り抜けるモノは赤ちゃんでも飲み込めてしまうものであるため、危険なモノはどれかをチェックすることができるのです。
予防の段階でのお話なので、飲んでしまった事後はあまり役に立たないかもしれませんが、誤飲チェッカーで身の回りの物をチェックしてみて、飲み込めてしまいそうなものは子供の手の届かない高いところに置く習慣をつけましょう。
誤飲チェッカーについて、コチラ(一般社団法人 日本家族計画協会)に詳しくありましたのでリンクしておきます。
こんな時こそ救急車!
あと上でもちょこっと述べましたが、こういった子供の事故である場合、救急車は遠慮なく呼ぶべきです。
3歳4歳になり、自分の症状を親にしっかりと伝える事が出来る能力が備わっているのなら問題ないんですけど、まだ幼くて自分の意思を表示できない月齢の場合、親としても症状がわからなくて不安ですよね。
お父さんや、爺ちゃん婆ちゃんなどの家族が身近に居なくてお母さんしかいない場合など、子供の誤飲その他、何かあった場合もうお手上げです。
そんな時こそ迷わず119番!遠慮はいりません。こういう時のタメの救急車です。
119に電話して救急センターに繋がったあとは、落ち着いて、子供の症状を正確に伝えるように心がけましょう。
では以上です!しろうめず@ShiroUmezでした。
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