著作者: Priceless_Video
上の子が2歳になってすぐのとき、妻が実家でお腹の子を出産することを決意。
妻の実家はJRで6時間半、高速道路使って7~8時間、直線距離にして700キロ以上もある遠方です。
里帰り出産となると、臨月入るちょっと前~出産後母子ともに体調が安定するまで(短くとも3~4ヶ月の間)、妻と上の子と離れて暮らすことになるわけです。
これだけ離れた距離なので、当然頻繁には会えなくなってしまいます。
今日は、家族と離ればなれになった究極の寂しさと、新しい家族を待つ期待感の中で、僕がその当時をいかにして過ごしたかというお話。
里帰り出産を決意した妻
2歳になったばかりの長女。
言葉もたどたどしいながら色々と話せるようになり、大人との会話も少しづつ成立するようになってきた頃。体力的にも急成長し、運動量も増え、公園やショッピングモールの広場などで遊ぶのが大好きになった頃。
そしてとにかく父に沢山甘えてくれる、それはもう可愛くてしょうがない年頃。
妻がお腹の子を実家に帰って産むと決めたのは、そんな時のことでした。
複雑な想いと共に、かなりの心的ダメージを受けたオヤジ。けれど、
- 遥か遠方から出産のたびにお義母さんに来て頂くわけにはいかない
- 妻にとって、長期間実家に帰る良い機会
ということもあり、妻と長女と離れて暮らさなければならない寂しさを必死で押し殺し、話し合いの末、了承したわけです。
究極の寂しさを乗り越えろ!
自身の人生のなかで5本の指に入るかもしれない程の究極の寂しさを味わった、当時の僕。
そんな寂しさを乗り越えた3つの秘訣とは?
会いに行くべし
直線距離7~800キロの遠距離なので、毎週はさすがに無理・・・。ですが月に2度は会いに行きました。
妻実家に宿泊させてもらうわけですが、義母がとにかくいい人で、遠慮などせずに沢山会いにおいでと言ってくれていた事が物凄く嬉しかったです。
初めてJRで会いに行った時、義母に連れられている2週間ぶりの長女にそっぽを向かれてしまいました。
久しぶりに会う父に対し緊張しての事なんだろうけど、心臓が張り裂けるかと思うくらいショックでした。(今も思い出すだけで胸が痛くなりますw)でもすぐに慣れて、会えなかった2週間分を取り戻すかの如く一生懸命甘えてくれましたけどね。
妻実家の迷惑になることなどを充分に考えたうえで、可能な限り会いに行く事をオススメします。
孤独を楽しむべし
この先もしかしたら、自分独りの時間がこんなにも長い間持てるのは、これが最後かもしれない。ここは思い切って、普段家族がいると出来ない事を楽しんでしまおう!ってのもアリかな?と。
勿論、法や倫理に違反するような、ハメを外しすぎる行為はやめましょうw
友人と呑みに行く
帰りの時間を気にしなくていいので誰にも遠慮せず大酒呑めるのも今しかない!
なんて思ってみたりもしましたが、結局自分の場合、呑みにいくカネがあるなら家族に会うための旅費にまわしたいって気持ちの方が強く、1度くらい呑みに出掛けただけでした。
新しい趣味を持つ
これはオススメ!寂しさを紛らわすには趣味を持つのが一番。
もともと趣味のある方なら、この機会に存分に楽しむべきです。
自分の場合、独身時代の趣味であったオンラインゲームなんてやってみたりしてました。(最近はこういうのとか↓)
あと、子供がいるとなかなかできないのが読書。
本を読む習慣が無い方はこの機会に始めてみてはいかがでしょうか?以下は最近人気の本を3冊、小説・ビジネス・育児のジャンル毎のそれぞれ1位をご紹介。
【小説】
【ビジネス】
【育児】
資格の勉強をする
これも幼い子供がいる生活ではなかなか難しいものがあります。
赤ちゃんもいるので当然夜泣きもあるだろうし、今後はただでさえ眠る時間が貴重になってくると思います。
この、独りの期間を利用して、資格の一つでもとってスキルアップ!なんて最高ですね。(なんて言っておきながら、自分は勉強のべの字もしませんでしたが・・・。今になって後悔してます。)
ブログを始めてみる
これもオススメ!
これを機に、毎日の寂しさを綴ったブログを始めてみるなんてのも、結構いい暇つぶしになるはず。
ただし、家族が帰ってきたら、あまりの忙しさに定期的に更新するのは難しくなりますけどね・・・。
家族の帰宅を楽しみに待つべし
新しい家族がひとり増えて帰ってくる、何ヶ月か辛抱すれば最高に賑やかで幸せな日々が待ってます。
独りの孤独に耐えられなくなったら、近い未来の幸せを想像し、ニヤニヤしながら待ってみるのはどうでしょうか。
里帰り出産後、夫が注意しなければならない事
さて、無事妻がお産を終え、新しい家族とともに帰ってくる!そのとき夫はどういったことに注意しなければならないか?
妻の産後のケアは充分に
とにかく一番に、妻のお産を心からねぎらい、身体を充分にいたわってあげること。
出産は男性が想像も出来ないほどの痛みに加え、多大な負担を母体に与えてしまうといいます。
お産の後のケアに失敗すると、後々様々な病気になりやすくなってしまったり、大袈裟な話ではなく寿命を縮めてしまうことがあると聞きます。ここは我々夫がしっかりと助けてあげないといけない大事な大事な期間。育児、家事など可能な限りしてあげましょう。
早く家族に会いたいからといって、里帰りからの帰宅を早めたりするのは我慢しましょう!(我が家の場合、僕だけでなく妻も子供も離れて暮らすことに限界を感じてたようで、割と早めに帰ってきましたw)
お兄ちゃん、お姉ちゃんへの心のケア
当ブログの性質上寂しかったオヤジの立場というか、視点で書いてますが、言うまでも無く当時一番寂しい思いをしていたのは、2歳になったばかりの長女です。
両親が離れて暮らすという異常事態は、小さな小さな身体には相当堪えたことでしょう。ちょこちょこ僕が帰省先に会いに行くと、娘も寂しさを一生懸命我慢している様子がひしひしと伝わってきたものです。
あるときなんか、「父しゃん、つぎいつ会える?」なんて言ってきたことがありました。
覚えたばかりの言葉で、一生懸命に。このときは本当にグッとくるものがありましたね。
また一緒に暮らせるときがきたら、会えなかった・離れていた時間を全身で取り戻すべく、たくさんたくさん遊んであげてくださいね!ただでさえ、お母さんは下の子のお世話で一杯一杯になってしまい、上の子にとってそれもまた相当のストレスのはず。
今まで独り占めしていた母を、弟・妹に取られてしまうわけだし。ここは完全にオヤジの出番ですよ!
妻実家へのお礼
忘れてはならないのがこれ、妻の実家へのお礼。
妻も子供も生まれてくる赤ちゃんも、自分の家族です、当たり前だけど。その最愛の家族の面倒を見ていただいた義父母やご家族に、心を込めたお礼をしましょう!
お世話になった間の家族の生活費分という形でお金を包むというのが一般的だと思うのですが、お金を渡す事に抵抗を感じていたり、義父母に断られたりする場合もあるようなので、そのあたりは臨機応変に。
独りの寂しさを楽しむ
著作者: Nicolas Alejandro Street Photography
僕の場合もともと友達が少ないことに加え、時間を忘れて夢中になれるほど大きな趣味もなかったので、家族がいない寂しさをどうやって紛らわせてやろうかと相当苦労しました。
趣味だったはずの、「庭で七輪で炭おこして、肴を焼きながら酒を呑む」って感じの一人BBQをやってみても、妻と子供がいなければ全然楽しくありませんでした。
https://www.kangaeruoyaji.net/416082464/
毎日何をしてても、頭の中にあるのは家族のこと。妻の体調はどうだろうか。お腹の中の子は順調に育っていってるのか。(産まれた後は、)飼い猫に猫に引っかかれたりしてないだろうか。。。
お姉ちゃんは向こうの家族に可愛がってもらえてるだろうか、俺と会えなくて寂しがっていないだろうか・・・。
先程も書きましたが、頑張って頑張ってその寂しさを乗り越えれば、最高に賑やかで幸せな日々の始まりが待っています。(ついでに言うと、夜泣きやオムツ替えに何度も起こされ睡眠不足の毎日も・・・)
この際、一生にそう何度と無いこの寂しさを、存分に楽しんでやりましょう!
ではでは以上です!
しろうめず@ShiroUmezでした。