15年くらいたばこを吸い続けてきた僕ですが、完全にヤメることができました。ヤメてからもう6年以上が経ちます。
今日は、タバコをやめたいけどどうしてもやめられないと悩んでるあなたに、僕の経験からわかった禁煙のコツと効果をまとめてみたいと思います。
僕はかつて、一日のうち空気を吸っている時間より煙を吸っている時間のほうが長いんじゃないかって程の、それはもう重度のヘヴィスモーカーでした。
朝起きて一服、WCで一服、朝飯食って一服、通勤中に一服・・・。昭和のヒット曲「スモーキンブギ」そのまんまのヘヴィっぷり。何をするにもタバコ中心の一日を過ごす毎日。
量は大体一日2箱半(50本)。残り本数が心もとなくなってくると、外が雨だろうが吹雪だろうが、真夜中だろうが煙草を求めて自販機へ・・・。
そんな生活を、物心ついたころから成人してから10ウン年続けていたのです。
禁煙のきっかけは、お金の節約と妻の出産準備
しかし当然、好きで吸っていたわけではありません。
「食後の後の一服はうめぇなぁ」とか「一仕事終えた後の一服は～」なんて言いながら吸ってましたけど、正直止められるもんなら止めたかったです。
まぁ喫煙者の半数以上の人はそうなんじゃないかなと思います。(半数以上とかその辺の数字は適当ですけど。)
当時自家用車の買い替えが必要となり、蓄えの無い自分は当然自動車ローンを組まなければいけない。しかしその毎月の返済額が捻出できないほどカツカツの生活(涙)。
「煙草止められたらその分返済に回せるのにな・・・」と思った事が止めたい理由の大きな一つ。節約してマイカー購入の足しになればと思ったわけです。
そしてもう一つ。
当時新婚の僕たちは「子供欲しいね」とよく話してたんですが、実は奥さんも僕に負けず劣らずのヘヴィスモーカーだったりしたわけです。
妊婦が喫煙する事の様々な弊害などは今や一般常識であり、本人も煙草を止めたがっていたし、僕としても当然止めて欲しかった。
けど自分自身がヘヴィスモーカーな癖に、自分の事を棚に上げて妻に対し「煙草止めろ」なんて強要できるわけがないですよね。まず僕自身が煙草を止めないと。
そんな流れから、本格的に煙草を止めようと思うようになったわけです。
タバコをやめると世界が変わる！今後タバコはもう要らない
何度も何度も禁煙を試みました。本数を減らそうとしてみたり・・・。だけど全然止められませんでした。いや、今思えば、止め方を知らなかったのです。
結論を言うと、そんなヘヴィスモーカーだった僕ですが、無事煙草を止められることができました。煙草を止めてからもう6年以上になります。
今や煙草を吸いたいなんて気持ちは全く生まれないし、真隣でだれかが煙草を吸ったところで何一つ気になりません。
きっとこの先の人生、自ら煙草を求める事は二度と無いと思います。(煙草吸わないと罰金とか懲役とか法律で決まったりしない限り。)
因みに妻も、僕が止めた1か月後くらいから禁煙を始め、今では完全に止められています。僕と同じく、「この先二度と吸う事は無いと思う」と言っています。
禁煙のコツは「離脱症状を正しく理解する」こと
さて、では何故僕たちはあれだけ毎日吸っていた煙草を止められることができたのか。
これから煙草を止めたいと思っておられる全ての方の役に立てればと思い、自身の経験や止めた方法などを書いてみたいと思います。
自分が「ニコチン中毒者」である事を自覚する事
「一日に一本しか吸わないから自分は大丈夫。いつでも止められる。」と思ってらっしゃる方。
一本でも、吸ってる習慣があるなら立派なニコチン中毒です。
まずその事を自覚しましょう。
禁断症状、離脱症状を正しく理解する
離脱症状は、体内から毒物が抜けていく過程でどうしても起きてしまう仕方のない症状です。禁断症状ともよく似てます。
離脱症状には様々なものがあります。例えば僕は、
- 昼間でも激しい眠気
- 吸いたい欲求
- 頭痛とふらふら
- イライラ
などがありました。
これらの離脱症状は正直かなり苦しかったですが、「自分の体内から毒物が抜けている証拠なんだ！」と自分自身に言い聞かせました。
離脱症状はニコチンと共に必ず消えます！
そしてこれらの禁断症状、離脱症状は必ず消えます！綺麗さっぱり消え失せます！僕が言うのだから間違いありません。
3日、1週間、1か月と、どんどん楽になっていきます。
身体の中からどんどん毒が抜けていってるんだということを理解しましょう。離脱症状は、体内のニコチンと共に必ず消えます！
タバコに対する知識を深める
まとめると、タバコに対する知識を深め、考え方を少し変えてみるってコト。禁煙は根性論で語られることが多いですが、理論です！ちゃんと頭で考えればやめることができる。
根性で我慢するのは、体内からニコチンが消え去る最初のころだけ。そこを乗り越えればあとはもう我慢の必要はありません。
タバコを吸っていた事実は記憶から消えない
あと、これだけは絶対に憶えておいてほしい事。
それは【タバコを吸っていたのは事実である、この事実は消えないので必ず記憶に残る】という事。
というのも、煙草を止めて6年以上経った僕ですが、今でも時々自分が喫煙している夢を見ます。
そして夢の中で、吸ってしまった事に死ぬほど後悔している自分が居ます。目が覚めた時、心から安堵します。今まで何回もこのような経験をしました。
煙草を止めた方は僕のようにこのような夢を見てしまうかもしれませんが、ここで絶対勘違いしないでほしい事。
それは、このような夢を見るのは、煙草が吸いたいからだと勘違いしてしまう事。
では何故このような夢を今でも見るのか。
それはただ単に、煙草を吸っていた事実はしっかりと記憶に残っているわけで、それを寝ている間にふと思い出しているだけなんじゃないかと。
これを勘違いして、「我慢してるからフラストレーションが溜まって、こんな夢を見てしまうんだ」なんて思い込まないようにしてほしいのです。記憶から消えないから夢を見る。ただそれだけのコトなんです。
タバコをやめたら200万円以上節約できた！
最後に、煙草を止めて良かった事。タバコをやめることによって得られた効果は？
- 煙草を吸う為の時間を取られないので時間的余裕ができた
- 飯がとにかく旨い！(濃い味付けをせず、素材の旨みを感じる事が出来るようになった）
- お金が節約できた
- 幼児の誤飲などを心配する必要が無い
- 寝タバコの心配をしないでもよくなった
その他にも沢山のメリットがあったのですが、この中で、「お金が節約できた」点について。
いくら節約できたのか、ざっと計算してみます。
- 卒煙～2010年10月（たばこ大幅値上げ時）マデ 320円 × 2.5箱／day × 1年10カ月 ＝ 528000円
- 2010年10月（たばこ大幅値上げ時）～2015年1月マデ 440円 × 2.5箱／day × 4年3カ月 ＝ 1683000円
（※当時僕が吸っていたたばこの単価、そしてひと月はざっと30日で計算してます。）
先月までの合計で、なんと約2211000円！
車が買えてしまいます。というか、無事新車を購入し、ローンも完済できました。
これから煙草を止めようと思っていらっしゃる方に、僕の経験がほんの少しでもお役に立てれば幸いです。
てことで！
しろうめず@ShiroUmezでした。
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