こんにちは、しろうめず@ShiroUmezです。
先日、我が子たちの通う保育園で生活発表会(学芸会)が行われました。
妻と妹(子供たちの叔母)の3人で観に行ったんですけど、これがもう凄い人の数!そりゃ都会のほうと比べると全然ですよ。園児が100人ちょいだから、その両親プラスアルファで250人くらいの観客になるのかな?
それでもこの小さな小さな町のほんの一か所に、それだけの人間が集結するってのはなかなか壮大なイベントになるわけで。
朝一番に座布団持って、はりきって場所取りしたわけです。
そしてこの日僕は、保育園の発表会に絶対に忘れてはならない、必需品と言っても良いアイテムを思い知るに至りました。それは・・・マスク!
発表会の二日前、突如38℃の発熱
発表会まであと二日と差し迫った夜のこと、なんとなく気分が悪いので熱を測ってみると、なんと38.2℃の熱。前日の夜勤で疲れが出たのか、子供たちの晴れ舞台を前に、風邪を引くなんていうとんでもないヘマを打ってしまったんです。
そのことを妻に告げると、途端に顔色を変え、僕にこうまくし立てました。
そう、今一番避けなければいけない事態、それは、子供たちに父の風邪を移してしまうこと!これだけは死に物狂いで阻止しなければならないのです。
練習を頑張ってきた子供たちの様子
運動会が終わってひと息付いた10月の終わりから、子供たちは次なる大舞台「生活発表会」に向けての練習を開始。保育園から貰って帰ってくる連絡ノートには、発表会に向けて子供たちが毎日練習を頑張っている様子が、日々切々と書き記されるようになりました。
「○○ちゃん・・・セリフを覚えているんだけど自信が・・・練習あるのみです!!」
「セリフもおぼえているし、大きな声でいえますよ。」
「ホールに出ると部屋では出来ていることが「・・・」になり、おちつかないようです。」
小さな頃から人一倍緊張しいのお姉ちゃん。父の、最も似てほしくない性格を見事に受け継いでしまい・・・(涙)。知らない人に話しかけられると、途端に黙り込み、俯いてしまうお姉ちゃん。だからもう、先生が伝えてくれる様子を読みながら、毎日正直気が気じゃない想いでした。
妹ちゃんのほうはというと・・・
「発表会、楽しみにしていて下さい。・・・でも、人の多さにもしかしたら固まってしまうかもしれませんが・・・。」
そうなんです。次女も見事に父の悪い部分を継承し、緊張しやすい性格だったりする(号泣)。姉と同じく、知らない人や慣れない人が近づくと下を向き、泣き出しそうな表情に・・・。そんな次女も、
毎日練習を頑張り、いよいよ生活発表会当日を迎えたわけです。
マスク常備&お風呂は別々
さて、本番のために毎日練習を頑張ってきた子供たち。「お父さん!発表会見に来てね!」と、毎晩楽しそうに誘ってくれる子供たち。
そんな中、風邪を引くなんていう凡ミスを犯した馬鹿オヤジ。そのせいで万が一、子供が風邪を移され当日お休みしなければならないなんて最悪事態を未然に防ぐべく、妻に言われた通りマスクは常備、そして日課である風呂入れも妻にお願いし、なるべく二人と接触を避けるという対策をとりました。
功を奏したか、当日なんとか僕自身の熱も下がり、そして、早めの場所取りのおかげでまずまずの座席もキープできました。勿論マスクは付けたままです。さぁ、いよいよ発表会開始!
・・・ところが。
生活発表会当日
舞台に近い前よりの席をキープし、緊張と期待で待ちわびていた僕たちの元に、曇った表情で近づいてきた次女の担任の先生。
「●ちゃんなんですけど・・・今ね、熱測ったら37.8℃あるんですよ・・・。」
―――え?
頭の中真っ白になりました。やっちまった・・・。
ウチの保育園では37.5℃以上ある場合、欠席しなければいけない決まりがあるんです。それはそうです、早く治さなければいけないし、なによりも他の子に移してしまったら大変なこと。
毎朝の連絡帳に、体温を測って記入する欄があるので、平日は毎朝体温を測るのですが、この日は連絡帳を持参しなくてもよい休日。ましてや次女も長女もこの日の朝は元気いっぱいで、熱があるなんて微塵も感じさせなかったんです。
先生もまさか次女に熱があるなんて思ってもなかったとのことで、バツが悪そうに僕たちにこうおっしゃいました。
「とりあえず●ちゃんの出番が最初のほうですんで、これが終わったら迎えに来ていただけますか?あとは―――」
あとは、次女を家に連れて帰って二人でお留守番。もちろん、風邪を移してしまった僕がその役を引き受けます。
ビデオは三脚にセットし録画しっぱなしだし、お姉ちゃんの演技はビデオで見ればいいか・・・。もう、風邪を移してしまったショックや、お姉ちゃんの演技を直接見ることが出来なくなってしまったショック、熱があるまま演技をこなさなければならなくなった次女のこと、周りのお友達に移してしまわないかという心配・・・
溜め息しかでませんでした。マスクで隠れた僕の口は、間の抜けたようにぽかーんと開いたままでした。
後編へつづく・・・↓