この春から保育園に入園した3歳姉と1歳妹。
毎晩「今日は何して遊んだの?」と尋ねると、決まって「Aちゃんとおままごとして遊んだ」と応えるお姉ちゃん。
「良かった良かった、お友達もできて楽しく遊んでるんだな」と安心していたのですが、ある日の朝ボソっと、
「保育園行きたくない・・・」
と呟いたお姉ちゃん。
なんで保育園行きたくないの?と尋ねてみると、「Aちゃんがなんでもかんでもダメって言うから」との事。
娘によると、娘が遊ぼうとした遊具をそのAちゃんが取り上げ「ダメ出し」→仕方がないので他のおもちゃに手を出そうとしても、ついてきてまた取り上げられダメ出し・・・の繰り返し。
どうやら毎日報告してくれていた「Aちゃんとおままごとして遊んだ」は、楽しく遊んでいたわけでは無かったようなんです。
勝手に「楽しそうで良かった」と勘違いしていた父は、娘に対して物凄く申し訳ない気持ちになってしまいました。
そんな娘にどうしてあげたらよいのか、妻と相談したり、ネット上の育児系コミュニティに書き込みをしたりして考え、悩む毎日。
そして浮かんだ3つの対処法をまとめてみました。
親として、子供にアドバイスをする
なにかと嫌われがちな「アドバイスをする」という行為。
話を聞いてあげるだけでも気が楽になる、ので、アドバイスは余計な行為だなんて、以前心理学系の本を読んでる時に目にしました。
んなこと言われたってオヤジとしては娘をどうにか元気付けてあげたいわけで・・・。
それにそれは「上司から部下へ」「先生から生徒へ」「先輩から後輩へ」など対象が他人同士であったり、される側が成人している場合を含めての話であると勝手に解釈することとします。
我が子、特に未成年なら堂々と、自分の人生経験を踏まえたアドバイスをしてあげるべき!とオヤジは思うのです。
「イヤな事されたらイヤと伝えろ!」
一番ストレートな対処法がこれだと思います。
我慢することを覚えるのもそりゃ大事なんだけど、イヤでしかないことをされた時まで我慢する必要なんてない。「自分はソレをしてほしくない」との意思を、相手にハッキリと伝えなければならない事を、子供に教えてあげる。
だけどコレ、大人になるとなかなか言えませんよね・・・。角が立つんじゃないかとか余計な事考えてしまう。
だからこそそんな余計なことを考える必要のない子供の頃から覚えさせるべきだと思うんです。
幼い頃からハッキリと意思表示することによって、大人になってからもし似たような問題にぶつかったときでも、上手に対応できるようになるんじゃないかな?と。
因みに僕はよー言いません・・・。「NOと言えない日本人」の典型です(涙)。
「他のお友達と遊んだら?」
実は今回、真っ先に娘に放った言葉がコレです。正直言ったあと後悔しました。
娘だって「それができれば苦労せんわい!」と言いたかったに違いないと思ったから・・・。
それに、お友達を作らなければならないっていう新たなプレッシャーを与えてしまったんじゃないかな、なんて思ってみたり。
更に言うと、これってただの現実逃避の方法を教えただけじゃね?とか思ってみたり。
グチグチと後悔ばかりしてしまってます。
子育てって後悔の連続だってある人が言ってました。まさにそのとおり・・・。
ママ友・パパ友のコミュニティを広げる
どうでもいいけどIMEで「ママ友」は一括変換できるのに「パパ友」はできないんですねw「パパとも」になってしまう。
父親の育児参加がまだまだ一般的ではないからなのか、はたまた仕事仕事の父親は育児友達を作る機会がなかなか無いからなのか。
それはさておき、親同士のコミュニティを広げるのは子育てにとって大変良いことだと思います。
一番のメリットとしては、相談相手になってもらえること
当然のことながら、自分と似た環境にいるお父さんやお母さんなわけだから、悩みなども共有しやすいはずです。
子供のことでお母さん(お父さん)一人で悩んでたら、良い答えはなかなか見つからないと思います。
実際僕も同僚で同じような年頃の娘を持つパパ友がいますが、何かあるとお互いすぐ相談してます。
相談なんて重苦しいものでなくても、気になった事をちょっと話してみたら、あっさり重要な解決策をもらえたりなんてことも。
何よりやはり「ああ、他の親もそうなんだな」なんて気が楽になり、一人で悩んでいる時よりも子供に対してもよりベターな接し方ができたりするわけです。
我が子の様子を客観的に知ることができる
同じ保育園や同じ組(クラス)にいるママ友パパ友に限った話になりますが、もしかしたら我が子が親に間違った情報を伝えている場合があるかもしれません。
例えば、いじめられていると我が子に聞いていたのに実はいじめている側だったとか。
逆に「いじめなんてないよ」と我が子に聞いていたのに実はいじめられていたりとか(これは親としてショックでかいだろうな・・・)。
そういったことを、ママ友やパパ友との会話の中で、我が子は普段実際にどのように過ごしているのか、どのようなポジションにいるのかを客観的に知ることができる場合もあります。
勿論我が子の言う事を一番に信じてあげる事は大前提なんだけど、3歳くらいの幼い子供はまだ自分の意思を親に上手に伝えることがなかなか難しいと思います。
てなことを書きながら、我が子のことを客観的に考えるって、親としてメチャクチャ難しいことかもしれん・・・とふと思いました。
冷静な判断ができるようになるためにもコミュニティを広げといて損は無いはずです。
保育園の先生に相談してみる
園での普段の我が子の様子を一番手っ取り早く知る方法は、担任の先生に聞いてみることです。直接聞いたり相談する時間が取れない場合は、毎日の連絡帳に書き込んでみるのもいいと思います。
相談する事により、いつもより注意して様子をみてもらえるかもしれません。
ただし、この意見に対してはネット上のコミュニティ内では賛否両論ありました。
- 相手の園児にイジメっこのレッテルを貼る事にならないか
- 先生に相談する時点でモンスター(ペアレンツ)ではないのか
などなど。
このあたりは、子供をどのような人間に育てたいのか、どんな育児方針なのかで各家各親で意見が割れるような気もします。
園や先生と子供の事で相談したりお話したりすること自体は、僕個人としては良い事だと思うし、有意義であると思います。
「園や先生に対する文句や意見はどんどん言えばよいが、他の園児とのトラブルを相談する場合は慎重に」という感じでしょうか。
【まとめ】それでもダメなら「逃げること」も大事
保育園や幼稚園は子供にとって、「人生で最初の社会」であるわけです。
親としては、我が子に「困難やトラブルにぶつかったときに上手に消化できる力」と「自分から進んで人生を楽しむ力」を身に付けて欲しいなと思います。
しかし、いよいよ難しいときは逃げることも大事。
そんなとき、娘たちが安心して逃げ込んできてくれるような父親になれるよう、こちらも成長していかないとな~。
では以上です、しろうめず@ShiroUmezでした。
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