2歳児の夜泣きの原因はアデノイド肥大によるいびき・無呼吸だった!

子供の病気

こんにちは、しろうめず@ShiroUmezです。

以前、次女(当時2歳半)についてのこんな記事を書きました。

それ本当に夜泣き?泣き叫び絶叫する2歳児、夜驚症の可能性も
こんにちは、しろうめず@ShiroUmezです。 先日こんな記事を書きました。 今から1ヶ月ちょっと前に書いた記事です。2歳次女の夜泣きがとうとう終わったようだ!バンザーイ!ってな感じのことを書いてるんですが、どうやらそ...

一度終わったはずの夜泣きが突然再開。しかも以前よりかなりグレードアップ。抱っこしても泣きやまないどころか余計に激しく泣き叫ぶようになり、次第に両親共に手がつけられない状態に。

むかーしむかしの洋画で「エクソシスト」ってホラー映画があったのをご存知でしょうか?最終的に次女、絶叫しながら布団の上でブリッジのような状態になり、まるでエクソシストに出てきた憑依された少女のようになるんです。(あれ?エクソシストで合ってるよね?)

いよいよこれはおかしい・・・ただの夜泣きじゃなさそうだよね・・・と不安になった我々夫婦。調べたところ↑の記事で書いた「次女の夜驚症」の可能性に思い至った・・・というお話でした。

しかしその後のある夜中、ふと気付いたんです。

あ、あれ・・・?次女ちゃん、息、してなくない・・・?

 

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いびきが激しくなり、無呼吸になる2歳児

夜泣きのトリガー

ある夜中目を覚ますと、次女のいびきが凄いんです。

もともと寝息の大きな子だな~なんて軽く考えてたんですが、大きくなるにつれソレは寝息どころではなく、立派ないびきになっていきました。

「子供のいびきって、確かあまり良くないんだよな・・・」なんて考えながら、隣で眠る次女の様子をボーっと眺めてたんです。すると突然、「フゴッ!!」と息をつまらせ、その後数秒間(3~4秒?)息をしない次女。

慌てて名前を呼びながら次女をゆすり起こした僕。「○ちゃん!大丈夫!?」

目を覚ました次女、火がついたように泣き出し、そこからいつもの夜泣き(?)が始まったんです。

幼児でも起きる睡眠時無呼吸症候群

夜泣きの原因って・・・もしかして睡眠時無呼吸症候群

その後の様子も含め、どうやら次女、無呼吸の苦しさから激しい恐怖を感じて飛び起き・絶叫していたようなんです。なんでもっと早く気付いてやれなかったんだろう、可哀想に・・・と激しく悔やみました。

睡眠時無呼吸症候群なんて、中年以降のオッサンに限った話だと思ってました。よく、夜寝る前にお酒を飲み過ぎると無呼吸になるとか言うでしょ?あんな感じで。

僕の父も睡眠時、よく無呼吸になると、以前母が言ってました。だからビックリですよマジで・・・。まさか2歳児が睡眠時無呼吸症候群になってたなんて。

けれども調べてみると、幼児の無呼吸って意外と多いらしいんです。

その原因は様々ですが、もっとも有名なのは「アデノイド肥大により、気道確保が困難になり無呼吸状態に」なるというもの。アデノイドってなに!?

 

いびき・無呼吸の原因「アデノイド肥大」

アデノイド肥大による弊害

アデノイドについて調べてみました。

外部リンクアデノイドとは(あさひ町榊原耳鼻咽喉科医院)

  • 鼻と喉の間にあり、誰にでも存在する
  • 幼児期に大きくなり、ピークは5歳くらい
  • 年齢が大きくなるにつれ萎縮していき、身体への影響も薄れていく

まとめるとこんな感じ。

誰にでもあるアデノイドなんだけど、人によって大きさ・肥大度が違い、場合によっては鼻で呼吸をするのも困難なほど大きくなってしまう。それにより合併症なども起こり、急性中耳炎や滲出性(しんしゅつせい)中耳炎になってしまうことも。

・・・うん、ウチの子、滲出性中耳炎も発症してます。

アデノイド肥大はその他にも、酸素が充分に体内に取り込めないがために、脳などに重大な悪影響を及ぼしかねないような弊害もあるそうです。幼児期はとくに、睡眠ってものすごく大事だっていうしね。

治療方法は全身麻酔によるアデノイド切除術

さてそんなわけで、地元で有名な耳鼻咽喉科へすぐさま連れて行ったわけですが、案の定「アデノイド肥大」と診断されてしまいました。それも「大きすぎて完全に鼻の奥を塞いでしまってる」らしい・・・。

その耳鼻科にて、総合病院での手術を勧められ、紹介状を頂きました。が、正直、夫婦でめっちゃ悩みました。悩んだ理由はおもに2つ。

  • 全身麻酔への不安

手術は全身麻酔で行われるとのこと。2歳児ですよ?こんなにちっちゃい子が、全身麻酔に耐えられるんだろうか・・・。もし、麻酔から起きてこなかったら・・・。もうね、悪い方に悪い方に考えてしまうんですよね、こんなときって。

  • 切除したアデノイドの再肥大

せっかく手術をして、大きくなったアデノイドを切除しても、↑にある通りアデノイドの成長ピークは5歳くらい。ということは、最悪の場合、近い将来再手術をしなければならなくなるかもしれないという心配。

また大きくなって同じような症状が起きたら、全身麻酔による切除手術を再びしなければいけないわけですよ。うーん・・・。

無呼吸の苦しみや恐怖から開放してあげたい

とまぁ上記2点を中心に、夫婦でウンウン悩んだんですが、最終的に次女の手術に踏み切りました。

睡眠時のいびきや無呼吸による悪影響の大きさを考えたこと、そして何より我が子を怖いものから守るのは親の役目だしね。無呼吸の苦しみ・恐怖から、一日でも早く開放してあげたい!子供には、ゆっくりと気持ちよく眠ってもらいたい!

一晩夫婦で話し合い、善は急げとばかりにすぐさま総合病院での診察を受けに行くことにしたんです。(が、院側の都合により手術は予約から、なんと2ヶ月後になってしまいましたが)

 

【結論】いびき・無呼吸、完全に治りました!

手術の内容や様子、詳細については別の記事にてくわしくまとめるつもりです。というわけで結論。

手術したその日から、いびき・無呼吸、完全に治りました!

もうね、完治ですよ完治!正直ここまで良くなるとは・・・。

今まで次女、寝るとき上向いて寝てたんですよ。口を大きく開けて。お医者さん曰く「自分で自然に気道の確保をして寝ているんだね~」と。そうしないと呼吸が上手にできないんだそうです。

それを知ったときは正直胸が締め付けられる想いでした。苦しい思いしてきたんだなぁと。

それがですよ?全身麻酔明け後少しだけ痛がりましたが、その後、口を閉じてスヤスヤと寝てるんですよ!顎もキュッと引いて。

正直、こんな次女の寝姿は初めて見ました。いびきもしていません。鼻の穴の前に指をそっと当ててみると、スースーと鼻息がかかるんです。これがどれほど嬉しかったことか・・・。

この記事は、次女の術後1ヶ月ほど経過した時点で書いていますが、あれから毎晩安眠しています。夜中突然絶叫したり、エクソシストのようになることもありません。

次女はさぞかし大変だっただろうけど、手術をして本当に良かったと思っています。

次女の声が変わった!

特筆すべき点がもう一つあります。それは、術後すぐから「次女の声が変わった」こと。正直言って別人のようです。

具体的には、今までは凄く鼻声で、濁ったようなしゃべり方をしていたのが、透き通るような綺麗な声になったんです!これには本当にビックリしました。

べた~っとしてた声が、タンタンと軽快に弾むような声になった、と言いますか・・・表現が難しいのですがw

同部屋で、同じくアデノイド切除予定の娘さんのお母さんも、我が子の術後すぐに気付いてくれました。「○ちゃん、声が可愛くなったね!」って。あと保育園の担任の先生も。

鼻と喉の奥の邪魔な壁を取っ払っていただき、はっきりとした発音・発声ができるようになったようです。これが本来のこの子の声なんだ!と驚き、感動しました。

 

まとめ

お子さんのいびきや無呼吸で悩まれている親御さん、また、我が子のアデノイド切除手術についてどうしても踏み出せないでいる親御さんがもしいらっしゃれば、僕の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいなと思い、まとめてみました。(上でも書きましたが、手術についての詳細も後日まとめる予定です。)

では以上です、しろうめず@ShiroUmezでした!

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そうそう、鼻水も完全に治りましたよ!思えば次女の病気のほとんどの元凶は、このアデノイド肥大だったのかも・・・。

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