世の中猫も杓子もスマホを中心としたモバイル時代ですが、今日はデスクトップpcを自作したときのお話。
最近はひところに比べ大幅な円安外貨高であり、その影響もあってパソコンを自作する人が激減したと聞きます。(pcパーツは大抵輸入品のため、円高のときは安く購入できるからという理由から。)
僕がpcを自作したのも既に円安トレンド形成中の2014年4月。1ドル100円を超え安定してきた頃でした。ちなみに現在(2015.5月末)はいくらかなーと調べてみると・・・なんと1ドル121円!?いつのまに・・・。
例えば僕がpcを自作した当時10000円(100ドル)で買えたパーツが、今や12100円もしやがるってことですか!
恐るべし円安・・・恐るべしアベノミクス・・・(最近この単語耳にしないな)。
とまぁいつもの如く話が逸れましたが、スマホ時代や円安時代という逆境に逆らってデスクトップpcを自作。そしてせっかく組んだpcの電源ユニットがいきなり爆発してしまったというお話。
パソコンを自作した理由
僕がパソコンを自作した2014年4月時点でも、上で書いたように円安でパーツ高、おまけにスマホが主流として既に世の中に定着し、デスクトップpc自体がもはや無用の長物になってしまいそうな空気でした。
そんな中、僕は何故わざわざデスクトップpcを自作したのか。
WindowsXPサポート終了に合わせて
2014年4月頭に、多くの人々が使い慣れたOS「WindowsXP」のサポートが終了されました。当時僕が使用していたパソコンも当然WindowsXPだったため、その対応に追われたわけです。
OSを新しいものに買い替えてインストールし直せば対応はできますが、マザーボードやcpuなどの各パーツも古くなってきていたので、パソコンごと買い替える事にしたのです。
今後またこのような理由で対応を迫られたときに、再びパソコンごと購入するような事態にならないように・・・自分で自由にカスタマイズできる自作pcというものをこの機会に覚えてみようじゃないかと、こう思ったわけですね。
カスタマイズがしやすい
全て、自分で選んだお気に入りのパーツで組み立てるので、当然カスタマイズは自由自在。BTOの比ではありません。
BTOとは、お客が選んだパーツでメーカーが組み立てるパソコンのこと。既製品より価格は安いけど、組立料がかかってくるので自作よりも高額。さらに、選べるとは言ってもパーツはメーカー指定のものとなるので、当然自作より自由度は下がります。
自分で組んだらどこにどのパーツがあるのか、どんなものが必要なのかなどが文字通り手に取るようにわかるしね。
替えたいパーツを替えたい時に、パーツ代さえ払えば自由にできる。自作pcの一番のメリットですね。
なんだかんだで、やはり自作は安い
そして自作のもう一つのメリットはやはりその安さ。
ひところに比べていくら円安でパーツ高になったとはいえ、メーカー物やBTOより自作の方が遥かに安いんです。
上でも述べたように、BTOはメーカーの組み立て料が発生するし、電気屋さんなどで売られている既製pcが高額である事は説明するまでもありません。
僕の自作pcのコンセプトも「とにかく安く」でした。
しかし、全てのパーツを自分で選択できるというのは実は決して良い事ばかりではありません。
安いパーツばかり買い揃えてしまったがゆえに、その後僕にとんでもない災難が降りかかってきたのです。
電源ユニットが爆発!
自作パソコンが完成し、ウキウキしながら電源スイッチオン。静かに順調に起動するMyPC。その後必要なドライバやプログラムをインストールしていきました。
「出来るだけ安く」がコンセプトだったんですが、知人に安く譲ってもらったグラフィックボードも取り付けました。
(グラフィックボード(グラボ)とは主に、ゲームや映像などを快適に動作させるためのパーツ。)
一通り必要なものをインストールし終え、せっかくなのでオンラインゲームもやりたいなと、MHF(モンスターハンターフロンティア)というゲームのベンチマークソフトをインストール。(グラボやベンチマークソフトについては↓参照)
綺麗に動く映像を確認し、満足した僕は晩酌の支度をしにキッチンへ向かおうと、パソコンに背を向けた瞬間でした。
バリンっ!
大きく乾いた衝撃音に驚き咄嗟に振り返ってみると、PCモニタはまっ黒。電源が落ちていました。
子供が平手でパソコンの側面を叩いたような音でしたが、二人の子供たちは少し離れたところで遊んでいるし・・・。一体なにごと!?とパソコンに近づいてみると、機械が焦げたような何とも言えない異臭がします。
電源ボタンを押してみても、うんともすんとも言わない。あー、コレはアレだ、
電源ユニットが爆発したなと。
このような形で電源ユニットが壊れると、多くの場合、cpu・マザーボード・メモリなど、他のパーツを巻き添えにしてしまう事があると聞きます。
幸い自分の場合は電源ユニットだけで済んだので、不幸中の幸いでしたが、もし他のパーツを巻き添えにしていたらもう目も当てられません。
安物買いの銭失いを身を持って体験するところでした。(電源ユニットを買い替えたので体験したようなもんですけど。)
電源ユニットが爆発した原因
爆発した原因は主に二つ。
オーバーロード
電源ユニットの総出力以上の電気をパソコンが使用している状態を持続させたこと(簡単に言えば、電源ユニットに負荷をかけ過ぎたってことですね。)
グラフィックボードなどはメイン電源とは別に、グラボ用の電源を接続しなければいけないほどそのパーツ単体に必要とする電力が高いのです。
そのような事も考えないで、オンラインゲームのベンチマークテストという、グラボや電源ユニットに後負荷を与えるソフトを起動してしまったこと。
つまり無知が原因の一つ・・・。無知って怖い。
電源ユニットが安物の粗悪品だったこと
購入したのは某メーカーの520W電源ユニットで、価格は大体3500円。総出力が520Wといっても、グラボ用の12Vの出力が足りていなかったのがオーバーロードの原因。
ですが、いくら高負荷を与えたといっても普通は電源ユニットの安全装置が働き、何かが起きる前に自動で電源が落ちる仕組みになっています。
いきなり爆発したりする事はまずありません。
ということは、何らかの原因により安全装置がうまく動作しなかったということ。
結局、電源ユニットが安物の粗悪品だったということです。
電源ユニットだけはケチるべからず
爆発した電源ユニットは一部黒焦げになり当然再使用は不可能な状態であったため、新しく購入。
今度はしっかりと電源ユニットについて勉強し、価格約11,000円くらいのオウルテックの電源にしました。
BTOパソコンを購入する場合でも、電源ユニットだけはしっかりとしたものを別途購入したほうがよいと云われるほど、電源ユニットはPCパーツの中で大事なものです。
今回僕は電源ユニットだけで済みましたが、上でも述べましたが電源ユニットは別のパーツを道ずれにしやすいです。くれぐれも僕のように粗悪品を買わないようにしましょうね!
以上です。しろうめず@ShiroUmezでした。
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