皆さんは梅雨って好きですか?嫌いですか?
僕はもともと雨が嫌いなので、当然梅雨も嫌いだったんですが、数年前から梅雨が大好きになりました。それは梅干し作りを始めて、梅干しは梅雨にしか作ることができないということを知ったから。
梅雨の期間は、このあとの暑い暑い夏に備えるための準備期間。梅干しは最高の夏バテ・熱中症対策になるので、昔から日本人はこの梅雨の間に梅干しを作ってたんですね。先人の知恵は素晴らしい!
今日は自宅でおいしい梅干しを自作するために、まず最初に必要となる材料(南高梅)と道具を紹介します。
梅干しに最適な梅(南高梅)選び
なにはなくともまず梅を用意しなければいけません。
梅にはいろいろな品種がありますが、梅干しを作るには南高梅を使います。
南高梅とは
南高梅はもともと和歌山県で開発・生産された梅であり、その歴史は江戸時代から続くもの。
種が小さく、果肉は厚く柔らかいのが特徴で、その味は最高級品と云われています。
和歌山県・紀州南高梅が有名ですが、大体全国の農家で作られていますので、和歌山産にこだわらなくても比較的容易に手に入れることができます。(↑写真は近所の農協で購入したもの。一袋1キログラム入りで大体450~600円。)
大きさも大事
梅一粒はL・2L・3Lなどの大きさがあります。
小さいほうが塩のまわりがよく、失敗(主にカビ)はしにくいですが、あまりにも小さいと食べ応えがないので程よく大きめなモノを選ぶとよいでしょう。まぁその辺りは好みの問題かもしれませんけどね。
ちなみにサイズや梅の種類(南高梅)などは袋に貼ってあるシールに書いてあります。
黄熟梅をつかう
梅干しを作るにはまず梅を塩漬けするのですが、このとき梅は黄色く熟したものを使います。
緑色の「青梅」が熟してくると全体が黄色くなり、ほのかに赤も混ざったおいしそうな黄熟梅となります。
しっかりと熟した黄熟梅を使わないと、失敗の原因になるのでコレ物凄く大事!梅干し作りは黄熟梅を使うこと!熟してないまま梅漬けを始めてしまうと、充分な白梅酢が上がってこなくなり、カビの原因となるからです。
もともと黄熟した梅を買ってきてもよいですが、青梅の段階で購入し3~4日放置すると↑写真のような綺麗な黄熟梅ができあがります(追熟)。
黄熟した梅の香りは最高です。部屋いっぱいに甘~い梅の香りが広がって、何回も何回も深呼吸したくなるくらいwこの香りを楽しめるのも梅干し作りの醍醐味の一つ。
塩の量で塩分が決まる
梅は一袋1キログラム単位で売っています。僕の場合毎年5キロの梅を購入し梅干しにしています。
塩の量ですが、【祝日の無い6月は親子で梅干し作りを楽しもう!梅干しで夏バテ予防】でも触れていますが失敗を防ぐためにもここは思いっきり使います。梅の量に対し18%!すなわち塩分18%の梅干しを作るということ。5キロ分の梅なら900グラムですね。これが梅干しにとっていい塩梅(あんばい)なんです。
塩の種類などは粗塩であれば問題ありませんが、塩にこだわってみるのも楽しいかもしれません。僕はとくにこだわりは無く、スーパーに売られている「赤穂の天塩」をよく使っています。
梅の塩漬けに必要な道具
梅はまず塩漬けをします。梅雨の間ずーっと。この期間が、その後上手に梅干しを作ることができるかどうかを決める重要なモノとなりますが、梅漬けの方法はまた後日に。
ここでは、梅漬けに使う道具を紹介します。
- ほうろう
梅を塩漬けにするための容器です。僕の場合毎年5キログラムの梅を漬けるのですが、15リットルの容器で余裕を持って使えています。これが大体5000円弱。
- プラスティック製押蓋
梅に重石をのせるために使う押蓋です。300円くらいかな?
- 重石
梅の重さと大体同じくらいの重さのものを選ぶわけですが、2個必要となります。梅が5キロなら2.5キロを2つ。
僕の場合お店にちょうど良いものが無かったため、3.5キロを2個(7キロ分)購入し使ってますが、今のところ特に問題ありません。
まとめ
とりあえず最初の段階で必要な物は以上かな?今後、消毒の為の焼酎だったり、保存瓶や干すためのざるなども必要になってきますがそれはまた後ほど。
道具選びは本当に大事です。ホーローなどは少々高く感じますが、市販の手作り梅干しを毎年買う事を考えたら安いもんです。一度買ってしまえば何年も何年も自分で梅干しを作ることができるわけだから。
それでは!
しろうめず@ShiroUmezでした。
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コメント
[…] 僕もそのうち実家のような梅干しを作りたいんですが、こんな感じで確か作るんですよ。(←リンクをクリックすると別ブログに飛びますが、梅干し作りの手順が見れます^^)でも道具からまずは揃えなきゃですね。だから今はまだ実家からもらって食べることにしよう^^; […]