こんにちは!もうすぐ四十路の大台が見えてきたオッサンしろうめず@ShiroUmezです。昭和51年生まれです。
今日はオッサンが子供の頃大好きだったゲーム機(今でいうハードってヤツね)MSXの想い出について語ってみたいと思います。
昭和のゲーム機の代表といえば、当時大ブームを巻き起こし、社会現象にまでなったファミコン(ファミリーコンピュータ)ですよね。オッサンも大好きでした。
だけどオッサンがファミコンを買ってもらったのは、昭和58年の発売から遅れること5年後。ベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツが統一された歴史的な年の前年であり、アンパンマンのアニメスタートが開始された年でもある。そんな激動の小学6年生のときだったんです。
それまでオッサンが、友達のほとんどがマリオやドンキーコングやドラクエで盛り上がるのを横目に、毎日毎日それはもう夢中になって遊んだのがこのMSXだったのであります。
ファミコンを買ってもらえなかった子供時代
そうなんです。小学6年生のそのときまで、ファミコンを買ってもらえなかったんです。理由は「ゲームなんかやってたらアホになるから。」
いやいや、MSXもゲームだろ?なんでMSXはいいのよ?って話なんだけど、当時の両親曰く「MSXはゲームではなくパソコンだから。パソコンなら勉強に使えるはず」とのことだった。
ちなみにMSXを買ってもらったのは7歳の誕生日のとき。買ってくれたのは親ではなく爺ちゃんでした。
ファミコンファミコンと毎日駄々をこね続ける孫をかわいそうに思ったのでしょう。いやもしかしたら「毎日毎日うるせーな・・・静かになんねーかなコイツ」と思ったのかもしれない。「パソコンなら勉強ができるから」と親を説得し、誕生日プレゼントにと買ってくれたんです。
・・・そのときの率直な気持ちとして、これじゃない感が半端無かったのを今でも憶えています。え、これファミコンじゃないし・・・。欲しかったのファミコンだし・・・。マリオだし・・・。
そんなどうしようもないこれじゃない感を必死でかき消すかのように、MSXを遊び倒す毎日が始まったわけです。
MSXの想い出名作ソフトたち
小学生時代を丸々MSXで過ごしたわけで、その間増えたソフトは30本以上。買ってもらったり、小遣い貯めたりお年玉で自分で買ったり。持ってないソフトは友達の家で遊びました。
そう、オッサンの他にもファミコンを買ってもらえずMSXで強引に黙らされてたかわいそうなコも、少なからずいたんです。
そんな想い出のソフトをいくつか懐古してみましょう。
王家の谷
- 発売元・コナミ
- 1985年3月発売
主人公が王家の墓(ピラミッド)の中に侵入し、もくもくと秘宝を強奪しながら荒らしていくゲーム。
敵は赤・白・青・黄色のミイラで、それぞれ特徴が異なる。足が遅かったり速かったり、ジャンプしたり、なぜか階段だけ驚異のスピードで昇り降りするミイラがいたり。ぶつかったらコチラはタヒぬんですけどそのときの「デエエエン!!!」っていう効果音が怖かったな。ビクぅ!って。
ミイラは落ちてる剣を投げて退治し、ツルハシを駆使して秘宝探しをする、横スクロールのアクション型パズルゲーム。
モン太君のいち・に・さんすう
- 発売元・コナミ
- 1984年発売
モン太君という名のサルがプレイヤーとなり、算数の問題をこなしていくゲーム。
ゲームが開始すると足元から何個か風船が上がり、空で割れて数字が出てくる。割れた風船はレベルによって足し算や引き算・掛け算割り算の問題になっていて、当てはまる正解の数字を見つけ出していく。
これですよこれ。「MSXはゲームではない!」という爺ちゃんの主張を、苦肉の策みたいに裏付ける形となったお勉強型ソフト。
正直クソゲーでしたけど、爺ちゃんがせっかく親を説得する為に買ってくれた「お勉強型ソフト」だったので、家族の前で一生懸命遊びました。そんな想い出。
ハイドライドシリーズ(Ⅱ・Ⅲ)
- 発売元・T&Eソフト
- 1985年~発売
伝説のRPGシリーズ。RPGの最高峰。異論は認めない。特にⅢね。
Ⅰは確か友達の家で遊びました。あまり記憶がないけど、「これおもしれー!」と夢中になったので、続編は絶対自分で買おうと決めてⅡは発売日に買ったんですよね。爺ちゃんに隣町まで連れてってもらって。
ハイドライドⅡについて
NPC(街の中歩いてるプログラム化されてるキャラたちのことね)にイイ人、悪い人がいるんです。
イイ人(修行僧や一般人)をやっつけると自分の善人メーターが減ってしまい、悪い人(盗賊やスリ)をやっつけると回復する。善人メーターによって、街の人の会話内容が変わり、有益な情報をくれたりくれなくなったり。
これ凄い画期的でした。だってNPCの会話内容が変わるんですよ!?今でこそそんなの当たり前中の当たり前ですが、当時は斬新だったなぁ。まるでNPCが生きてるみたいでw
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ハイドライドⅢについて
これはもう当時最高峰のRPGですよ・・・間違いなく。
まずは格段に改良されたグラフィック。美しい背景、きめ細かなキャラクター画像。凄いのが、兜や鎧などの装備を変えたら主人公のグラフィックに反映される点。剣などの武器も持ち替えればちゃんとグラフィックも変わる。
このゲームが今までの常識を覆したのが「重さ」という概念。レベルによって、持てる装備や道具の総重量が変わってくるんですよ。これはもうほんと参ったね。ヤラレタ。
敵を倒すと小銭を手に入れるんですが、小銭が貯まってくると重くなり、ついには重さで歩けなくなってしまう。これを解消するにはフィールドに無造作に落ちている「両替機」なるアイテムを見つけ出し、小銭を紙幣へと両替をしなければならない。すると軽くなって歩けるようになるわけですよ。
後年、ネットでこのシステムについての評判を知る機会があったんですが、悪かったですね・・・。めんどくさいって。好きだったんだけどなぁ、現実味があって。
【まとめ】めんどくさかったんですゲームって
総じて昔のゲームはめんどくさかった。イライラしたりムキーってなったり。
でもそれが良かった。めんどくさければめんどくさいほど、困難であれば困難であるほど、クリアしたときの喜びが大きかったから。MSXにはファミコンみたいに、一世風靡した「裏ワザ」も無かったしね。ユトリ使用一切無しのガチでした。
ステージが上に行けば行くほど難易度が上がるんだけど、第一面とまーったく一緒なんだけど、敵の数が増えてる。とか足が速い。そんな単純なコトなのに、難易度は一気に跳ね上がる。でも昨日はそのステージから先に行けなかったのに、今日やってみたらアッサリクリアできたり。
たまに仕事から帰ってきたオヤジも参加して、息子そっちのけで夢中になってるんですよ。叫びながら、体を左右に揺らしながら。俺はまだかなまだかな、早く変わってよって最初は言うんですけど、いつの間にか我慢できずに横から口出し始めて。「おとーちゃんそこ右!違う違うそれ左!」「うるさいお前は黙っとれ!ぐあああ」とかやりながら。
それがいつも、なんだか嬉しかったなぁ。
MSXについてはまた書きます。書いてたら懐かしくて止まらなくなりそうだからこの辺りで一旦切りますが。
では以上です!懐古厨オッサンのしろうめず@ShiroUmezでした。
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