しろうめず@ShiroUmezです。
ヤフオクで出品方法を覚えたてのころ、手持ちのモノを片っ端から出品していた時期がありました。出品すること自体が楽しくてヤフオクにハマる時期って、多くの方に経験があるのではないでしょうか?
しかしヤフオクは便利だし楽しいけど、人と人との金銭的やり取りですのでやはりトラブルも多いですよね。詐欺などはその代表です。
詐欺の他にトラブルに発展しやすいのが、プライバシーの漏えい。取引するうえで相手の名前・住所・連絡先等筒抜けになってしまうので、その点はやっぱり心配です。
実は僕、ヤフオクに出品者として参加したある取引で、落札者に直接品物を届けたことがあるんです。特に深く考えずに・・・。
今日はその時のお話と、直接取引時のトラブル例などについて書いてみたいと思います。それではどうぞ!
直接取引をした理由
落札者の住所が近所だったので・・・
その時の出品物は、使わなくなったアウトドア用チェア。バーベキューなどをする時に使う外用のイスですね。なかなか入札が入らなかったのですが、出品時の価格でなんとか落札されたものでした。
早速ヤフオク内連絡手段である取引ナビにて、落札者に名前・住所・電話番号等を伝え、取引の方法などをお互いにやり取り。見ると、落札者の住所が○○市・・・おお、お隣の町でないかい!
落札者さん、僕の住んでいた町から車で15分程の町の方だったんですね。で、なんの気に無しに、「直接届けたろか」と思ったわけです。単に近いから。
梱包がめんどくさくて・・・
あと、落札された品物の梱包がめんどくさかったのもあります。
収納できるアウトドア用チェアといっても、筒状でお腹くらいの高さにはなりますからね。ちょうどいい箱無いしどうしよっかな~なんて思ってたんですよね。
お、直接このまま手渡しすりゃ楽じゃん!と。なんとまぁ浅はかな・・・。
手渡しによるトラブル事例
さてここで、ヤフオクで手渡しによる直接取引をしたことによって起こってしまったトラブル事例を見てみたいと思います。
出品者と落札者が顔を合わせることによって、一体どんなトラブルに巻き込まれる可能性があるのでしょうか?(※以下の引用はいずれもYahoo!知恵袋より)
詐欺などの金銭的トラブル
これは手渡しによる直接取引の場合のみではないですが、やはり金銭的トラブルは心配です。例えばコレ。
今週末のコンサートのチケットを落札しようとしています。取引方法がかんたん決済のみ。直接現地で手渡しのみ。なのですが、かんたん決済で事前に支払いをすることが前提となっています。
商品も受け取っていないのに受け取り確認ボタンを押してから、当日受け渡しとは詐欺の可能性があるのでしょうか?
コンサートのチケット等の取引は、直接コンサート会場での受け渡しが多いです。したがってトラブルも多く、ヤフオク側も様々な対策を施しています。
その対策の一つが上記にもあるように「かんたん決済で事前に支払いする決まり」。スマホや携帯電話本体を取引する場合もコレです。
しかしコレ、お金が支払われない心配がなくなるという出品者側を助けるルールではあるけど、落札者としては不安になりますよね。お金払ったのに商品貰えなかったらどうしようって。
コンサートチケットは、そのアーティストのコンサートをどうしても見たいというファンも多いため、その想いを悪用する詐欺事件もたびたび発生していますし、特に注意が必要ですね。
ストーカーによる被害
以前オークションで古着を落札して頂けた方にストーカー行為を受けています。はじめは「直接本人が使っていたものか確認するために写真を送ってほしい」とか軽いものでしたが、何度も家に押しかけてくるようになり、ウザくて「迷惑です」といったら逆切れ。
(中略)
最近では、着払いでいろいろ送られてきたり、デリヘルのスカウトが直接来たり、出会い系で私のフリをして書き込み、騙された男性が夜中にチャイムを連打して私の名前を大きな声で叫んだりします。
これはもう完全にアウトですね。その後この方がどうなったのかまではわかりませんが、無事解決されていることを願います。
ネットでのいかなるやり取りにおいて、相手が女性であるとわかっただけで反応する少々危ない人間は昔から存在します。専門用語で下半身直結厨などと言われています。(え?言わない?)
このような被害を恐れ、僕の知り合いはインターネットを利用する際、(女性なのに)男性の名前で登録していたりという自衛策をとっていたことがあります。
しかしヤフオクではこの手が使えません。なにしろ本名を晒したうえでのやり取りですからね。
女性の場合、手渡しなどの直接取引には基本的に応じるべきではないと思います。危険です。どうしても直接取引がしたい場合は「知り合いの男性を連れていくコト」。彼氏や旦那さんなら怖いもん無しですね!
宗教の勧誘をされた
私は以前に出品した商品の落札者に取引ナビで連絡した所、「近所ですね。取りに行っていいですか?」と言われたことが有ります。その時は自宅近くのコンビニを待ち合わせ場所に指定して商品を落札者に渡しましたが、最初の連絡で私の住所を知らせているので、その後、私の自宅を突き止め、直接訪ねて来ては「欲しい物があるが用意出来ないか?」、「今度自分も出品しようと思うがアドバイスして貰えないか?」などと言ってきて、挙句の果てには某有名新興宗教団体に入らないか勧誘してきました。
こ、これは怖い・・・。宗教への勧誘も怖いけど、以前取引した相手に対して、直接家に来て「欲しいものがあるんだけど用意できない?」ってヤ○ザやないかい!いやヤ○ザでもいないか今どきこんな人。
その後この方は仕事の都合で引越しをされて、落札者の付きまとい行為は終わったようですが、やはり顔を知られてしまうというのはリスクが生じます。
相手に主導権を握らせない事
これらをまとめると、直接会って取引をしようなどと相手から(ほぼ落札者から)持ち掛けられた場合のトラブルが多いように思います。
ヤフオクは基本的に出品者のほうが主導権を握っています。落札者側からの「直接会って取引したい」などの申し出は極力応じないほうが身のためですね。
落札者側は、出品者が「手渡ししたい」と言ってきた場合は細心の注意が必要。直接取引は絶対に断ると伝えるか、上でも書きましたが、女性であれば親しい男性を連れていくなどなど。
品物がどうしても欲しいから、断ると悪い評価が付くかもしれないからなど、目先のことにとらわれず、冷静に判断するように心掛けたいものです。
落札者と直接取引したときの話
話しは戻って、僕が落札者に会いに行ったお話。
取引ナビにて「こちら○○市ですのでもし良かったら直接持って行きましょうか?」と持ち掛けたところ「いいんですか!?ご迷惑でなければお願いしたいです!」とノリノリの落札者。
「業者に任せるより早く品物を手にすることが出来るし送料も浮くのでありがたいです」とのことでした。
翌日の日曜日の昼ならお互い都合がいいということで、ドライブがてら嫁さんと子供を連れて落札者の家に向かうことに。もちろん嫁さんと子供まで見せる必要など1ミリも無いので、近くの広場で車を止めて、自分一人歩いて持って行きましたよw
チャイムを鳴らすと玄関先に出てこられたのは50代くらいの普通のおばちゃん。
僕の顔を見てダッシュで家の奥に旦那さんを呼びに帰ってったおばちゃん。向こうにとっても一大イベントだったんでしょうね、出品者が直接品物を届けに来るなんて。
しばらくするとこれまた50代くらいのランニング姿のおっちゃんが満面の笑顔で玄関先に出てこられました。
商品を渡し、お金を受け取り、無事取引終了。と思いきや、おっちゃんおもむろに僕の手を掴んで何やら重たいビニール袋を渡してきた。
中を見るとなんと、アサヒスーパードライ350ml缶×半ダース!!
ということでしょうがないのでありがたく頂くことにして、落札者さん宅を後にしました。
【まとめ】不用意な直接取引はやめましょう
その後もなんのトラブルもなく事なきを(?)得ましたが、今思えばなんと軽はずみな行動であったものかと。いや当時も少し不安でしたけどね。変な人だったらどうしようかと。
僕の場合は幸い取引相手が普通の人(むしろ良い人)だったのでよかったですが、ヤフオクってせっかく直接顔を合わさなくても取引できるシステムが整っているわけだから、極力手渡しは避けた方がいいと思ってます。
おかしなトラブルに巻き込まれないためにも。
では以上です!しろうめず@ShiroUmezでした。
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