こんにちは!しろうめず@ShiroUmezです。
子育て中のお父さん・お母さんなら、少なからず「我が子には将来こうなって欲しい!ああはなって欲しくない!」など子供に対する希望や期待を持ちながら子育てをされていることと思います。
僕もそうです。僕は二人の娘に対し、とにかく大きな怪我や病気をすることなく、元気に健康に育ってほしいという気持ちをいつも抱きながら子育てをしています。
あまりにも強くそう思っているせいなのか、少しでも危険を感じるようなことを子供がしようとしたときなどに、つい「危ない!」と制止してしまうことがあるんです。で、そのたびに思います。「もしかして自分、過保護過ぎないか?」と。
我が子に対して希望や期待を抱くことはごく自然なことであるとは思うんですが、今日は、その期待がいき過ぎてしまうと子供にとってストレス以外の何物でもないものになってしまうんじゃないかってお話をしてみます。
過度の期待は重荷でしかないという事例
期待された幼少期~中学時代
口やかましいだけの親
僕は子供の頃、自分で言っちゃうのもアレなんですが、ボチボチ勉強ができるコでした。
中学生の頃はテストの成績も良く、通知表は平均すると5段階中4くらい(微妙ですねw)。国語や英語はだいたい5でした。(余談ですが、理科がめっちゃ苦手で、いつもこいつが足を引っ張ってました。)
次第に親の期待も大きくなり、母の口癖はいつのまにか「勉強しなさい/宿題やった?」と、どこにでもいる「口やかましいだけの親」のそれになっていったわけです。
周りからの期待は大きくなる一方
それに加え、家族・親戚の僕への期待が増していきました。
「お前はやればできる子だから」「ウチは元々頭の良い家系だからお前もそうに違いない」「このままいけば△△高校(地元一の進学校)合格は間違いない!」
叔父や叔母などの身近な親戚も、会うたびに「さすが○○(僕)は賢いなぁ!」なんて無駄に褒めてくれたり。今思えばなんで僕はあそこまで周りの大人の期待を一身に受けていたのか、不思議なくらい持ち上げられたものでした。
たぶんなんですが、僕が身近な親戚のなかで一番最初に産まれた子だからかな?と今なら何となくわかります。最初の子ってまわりの期待が大きいんですよね~。
期待はやがて重荷となり
結局地元一の進学校に行けるほどの学力はなく、二番目の進学校に合格。しかしそれはそれで親・親戚・祖父母は大喜び。「やっぱり凄いな!○○は!」と。
当然、褒められて嬉しくないわけはありません。だけどこの頃にはすでに、僕が子供の頃から受けてきた「期待」は、僕の中で立派な「重荷」へと化学反応を起こしていたのです。
荒れに荒れた高校生活
ナイフみたいに尖っては
高校に入っても周りの期待が減ることはありません。むしろ、僕に対する期待は進学校に入学したことにより「次は有名大学」といつのまにかグレードアップしたものになっていました。
無理して入った進学校だったもんだから、勉強についていけなくなっていく僕。やがて重荷やプレッシャーはストレスへと姿を変えていき・・・高校入学して3か月も経つころの僕は、いつのまにか周りから「不良」と呼ばれるものになっていました。
夜の校舎窓ガラ~ス(ry
それまでのストレスが爆発したかのように、その頃の僕は好き放題やらかしました。
おっさんの武勇伝ほどイタイものはないので、内容は一切伏せますけどねwとにかく親を困らせたものです。
今考えたらその頃の僕は「自分はそんなにデキる人間ではない」ことを、親に知って欲しかったんだと思います。とにかく期待から逃げ出したかったんだと。
当然のように成績はどんどん落ちていき、周りの期待を(悪い意味で)思いっきり裏切った形で僕の青春時代は過ぎていくのでした。
我が子にストレスを与えないよう気を付けていること
【できて当たり前】はストレスを与える
そんな自分の経験を振り返りつつ、僕は普段極力子供たちに、ストレスとなってしまうような期待やプレッシャーをかけないように気をつけているつもりです。
具体的には、「さすが○○ちゃんだな!」とか「○○ちゃんなら絶対にできるよ!」のような、【できて当たり前】であるかのような褒め方をしないように気を付けているという感じ。
子供が【できて当たり前】と思ってしまうと「もしできなかったらお父さんをガッカリさせてしまうかも」という不安を感じてしまうんじゃないかと思うわけです。もっと言うと「できて当たり前のことができなかったら怒られる」とか。
結果ではなく過程を褒める
ではどうやって褒めてあげればよいのかという話ですが、結果ではなく過程を褒めてあげるということ。これを常々気を付けながら接するようにしてるんです。
たとえば保育園で上手な絵を描いた画用紙を持って変えるコトがあるんですが、そんなとき娘に対して「凄いね!上手だよ!」とただ褒めるのではなく「上手になったね!ずっとお絵かき練習してたもんな!」と褒めてあげる。
要は【練習したから上手になったんだ】という褒め方をしてあげる。練習したこと自体を褒めてあげるわけです。
なんて偉そうに語ってますが、以前どこかで聞いたか目にしたかの受け売りですけどね・・・w
ですがこれがなかなか難しい。つい「おお!そんな上手な絵が描けるん!?○○は絵が上手だなぁ!」なんて全力で褒めちぎってしまう。完全なる親バカです。
子供のすることに極力口出ししない
かつて自分の親がそうだったんですが、とにかく口うるさいのは子供にとってストレスになります。なにかをしようとするとダメ!ちょっとでも危ないことを目にすると「危ない!」と制止。これでは子供も伸び伸びと遊べません。
たとえば、以前は我が娘たちの兄弟喧嘩に対してひどく介入してしまってました。
ですが最近は、「大きな怪我さえしなかったら好きなようにやらせてやろう」という想いが生まれ、わりと兄弟喧嘩も放置です。自分たちで解決する術を覚えてほしいという気持ちもあるし。(最近は祖母(僕の実母)が娘たちの兄弟喧嘩に口出ししようとするので「好きにやらせてやってくれ」と制止するのが僕の役目になってます・・・。)
今後も思わず口を出したくなることは沢山あるんでしょうが、極力それはやめて、伸び伸びと育てていきたいと思ってます。
【まとめ】期待とプレッシャーは紙一重
冒頭でも書きましたが、我が子にあれやこれや期待をしてしまうのは本当にしょうがないことではあると思います。それはもうどうしようもない親のsagaってやつだと。
だけど期待をかけるのとプレッシャーを与えて重荷に感じさせてしまうのは本当に紙一重。
子供には、自分のようにストレスを積み重ねて爆発させてほしくないので、自分の経験したことを踏まえて、今後の子育てに役立てていきたいなと思っています。(←これがすでに子供への期待になってしまってるような・・・)
以上です!しろうめず@ShiroUmezでした。