喘息の原因は親の過保護にあると言ったら妻と口論になった件

子供の病気

考える夫婦

こんにちは!しろうめず@ShiroUmezです。

今日は我が子(2歳)の喘息のその後について。まずは↓の記事の続きから。

喘息って治る?次女(2歳)が喘息と診断され完治について考えてみた
こんにちは!しろうめず@ShiroUmezです。 シルバーウィークに長野県へ旅行してきた我が一家ですが、大変余計なお土産をもらって帰るハメになりました。それは・・・ 次女(2歳)が、旅行3日目の上高地(河童橋)観光にて、...

初めての発作は、医師の指導通り数日間ホクナリンテープ(気管支を拡張するテープ)を体に貼り続けたところ、なんとなく沈静化。(※ホクナリンテープについての参考記事はコチラ↓)

気管支拡張薬ホクナリンテープの副作用!子供の手(指先)の震え
仕事を終え帰宅すると、いつも元気に「オカエリ!」と出迎えてくれる長女の声がしません。 昨日の朝体調を崩し嘔吐した長女、虚ろな目でテンション低くぐったりとしています。 熱を計ってみるとなんと39℃。 前年の初夏に入院したとき...

なんとなくと書いたのは、完全に治まったわけではなく、ふとしたことで咳き込むことがまだ多々あるから。

喘息の根治(根本から治す)について勉強する毎日なのですが、先日そのことについて、妻とちょっとした口論になってしまったので今日はそのことについて書いてみたいと思います。

 

スポンサーリンク

喘息の真の原因は「過保護」?

これまで当然のことながら、喘息についての基礎知識すら全くなかった自分。書籍を読んだり、同じく喘息持ちだった知人のお話を聞くなどして、少しづつ知識を付けていってるつもりです。

そんななか、喘息体質になってしまう原因の代表的なものとして、「親の過保護のせい」という説があることを知りました。

以下、ぜんそくは自分で治せる (祥伝社黄金文庫)より抜粋。

0~3~6歳の頃に神経質、心配性、過保護などの養育態度が原因になって、子供の心に、小心、甘え、無気力、神経質などの性格傾向が生じ、不安や不満の感情が起こりやすくなって、その影響が頑張るホルモンのバランスを崩すようになったときに、ぜんそくの原因になる心理的な不安定さが出来上がります。

これは一体どういうことなのでしょうか?

喘息の原因は「心と体とアレルギー」の3つ

この本の著者であり、小児ぜんそくの専門医でもある久徳繁和(きゅうとく・しげかず)氏曰く、喘息とは「心理的・身体的な不安定さと免疫の不安定さ(アレルギー)が複雑に絡み合うことによって発症する多因子性の疾患」であると言われています。

(現代医療では主にこの中の「アレルギー」にばかり目がいき、アレルギーを抑える治療法だけに注目されることが多いようなのです。)

喘息の原因の一つである「心理的な不安定さ」を引き起こす要因として、親の過保護があるのではないか、というお話なわけです。

頑張るホルモンとは?

人は、産まれた瞬間から様々な刺激を受けます。今まで守ってくれていた羊水というバリアがいきなり無くなってしまう・・・これは赤ちゃんにとってとんでもない刺激なわけです。

この刺激に対応していこうと赤ちゃんは身体全てを使って頑張るんです。これが頑張るホルモン。具体的には・・・

  • ステロイドホルモン
  • アドレナリン

の二つ。特に皮膚と気管支はこの頑張るホルモンの支えによって成長していく部位であるということです。頑張るホルモンがしっかりと分泌されることによって、外界(母体外)に適応した健康的な身体が作られていくというわけです。

頑張るホルモンは3歳頃から活発になる

この頑張るホルモンは、首が座る頃から働き始め、3歳頃に活発化し、6歳頃を目指して皮膚と気管支を形成して「大気中の生活に適応できるたくましい体」を作ってくれるのです。

すなわちこの時期に、しっかりと外気をはじめとする沢山の刺激を浴びておかないと、正しく頑張るホルモンが働かず(分泌されず)、不安定なバランスになってしまうとのこと。

そう、幼い時期から「寒いから部屋の中で暖まる、暑いからクーラーのきいた涼しい部屋で過ごす」といったような過保護な生活を子供にさせていると、喘息の原因の一つである心理的な不安定さ(小心、甘え、無気力、神経質…)が子供のなかにできあがってしまうというわけです。

 

我々夫婦は過保護だったのか

子供は風の子!喘息は親の過保護が原因だ!

正直、少し腑に落ちない気持ちです。いや、理屈はわかります。わかりますが・・・どうしても結局根性論のような気がしてしまって。

だってそうでしょう。子供は風の子!家の中で遊んでないで、暑かろうと寒かろうと外で遊べ!ってことだもん、簡単に言うと。

いや、根性論でもいいんです。むしろその通りだと思う。事実、喘息やアトピーなどの病気が活発になってきた時代って、子供たちが外で遊ぶことをやめ、インドアに引きこもってしまった昭和50年代後半以降と云われているから。

つまり僕たち団塊ジュニア世代から蔓延し始めた現代病であるわけです。(余談ですが、自分もアトピー体質です。)

そして著者はこの本で、かなりのページ数を使い「子供は外で遊ばせろ」「親の心配性と過保護が喘息の原因だ」と言われているんですよね。

過保護かと言われれば過保護かも

これらを踏まえて、我々夫婦は子供たちに対して今まで過保護であったのかどうかについて考えてみました。

ええ、過保護でした。

産まれてすぐから、夏は熱中症にならないようにとエアコンで室内を調整し、日中はあまり外出しない。冬も風邪を引くといけないからと部屋に閉じこもり、暖房をかけて暖めて。

今でこそ保育園に通うようになり、外遊びも増えました。もちろんこれまでも、全く外遊びをしなかったわけではありません。夕方僕が帰宅後散歩に出たり、お休みの日は公園に行ったり。夏は海にも行きました。

でも、足りないんです。いや、足りなかったと自覚していたんです、外遊びの時間が。

だからこの本を読み、「結局根性論かよ・・・」と思ったと同時に「やっぱりこれか」と、実は妙に納得してしまってた自分がいたんです。

 

妻との口論

妻に伝えたいこと

正直考えがしっかりとまとまったわけではありません。これまでの生活を180度変えることができるかと言われれば、なかなか難しいです。

でも、この本を読んで得た知識を、この妙な納得感とともに妻に伝えたくなったのです。いや、伝えなければなりませんよね。下手したら子育ての方針を変えてみない?って提案なわけだから。具体的には、

  • 今まで我々は子供たちを過保護に育て過ぎたのかもしれない
  • そしてその過保護が、次女の喘息発症の原因かもしれない
  • これからは暑かろうが寒かろうが、もっともっと外で遊ばせたい

という3点。これらを、冷静且つできるだけ根性論にしないで妻に話すことにしたんです。

妻の言い分

「ちょっと○○(次女)のことで話があるんだけど」と切り出し、妻に気持ちを伝えてみました。すると・・・予想通りの反論が。

  • 次女は鼻炎があるから体を冷やすなと医師に言われた(※参考記事
  • 今回喘息の発作が起きたのは、激しい寒暖差のある観光地に行ったせいでしょ?(※参考記事
  • そもそも保育園での外遊びだけじゃ足りないの?

こんな感じ。

「口論」なんて書きましたが、喧嘩したわけじゃないですよ?お互い思ってることを言い合ったってだけのことです。

妻の言い分はもちろんわかります。なぜなら自分もこれまでは同じように思っていたから。

それに、今まで自分たちが良かれと思ってやってきた育て方のせいで、次女が喘息になってしまったかもしれないなんて言われたって、そりゃ簡単に納得できるわけないですよ。自分だってそう思う。だからこそ、本を読んで「結局根性論かよ」と小さな落胆みたいな気持ちが起こったんでしょう。

反論に対する反論

で、僕は次のように再び反論(?)しました。

  • 沢山遊んで走り回れば身体は暖まる
  • 発作が起きたのはあのときかもしれないが、喘息自体にはそれまでにかかっていたわけで
  • 保育園だけじゃ足りない・・・夕方、休日、できる範囲で今より外遊びを増やしたい

とは言ったもののネックはやはり医師の言葉。「鼻炎があるから体を冷やすな」。もともと「身体を冷やす」というのは良くないことであると認識してるので、さらにこれが「鼻炎に悪い」と医師に言われてしまうと・・・。

あと、寒いところで遊んで、咳き込みはしないか?喘息の発作が起きやしないか?と。

妻に反論しながらも、自分のなかでも迷いがあったんです。もちろんその迷いも妻に伝えました。「気持ちはわかるよ」と。そして未だに迷いはあります。

 

【まとめ】試行錯誤ですが、根治を目指して

結局妻は「わかった」と納得してくれましたが、僕と同じくスッキリしない顔。そりゃそうです。説得してる僕がスッキリ納得してないのだから。

でも、我々二人の想いは一緒。それは、「次女の喘息を根本から治してやりたい」という気持ち。正直やってみないとわからない部分はありますが、このままでは治らないのは確か。

現代医療はどんな病気にしても、根本から治すことを目標としていません。すなわち、症状をやわらげること、発作を抑えること、痛みを失くすこと。現代医療を疑うわけではないけど、自分は最近強くそう思っています。

根本から治すにはどうしたらよいのか。今後も引き続き考えていきたいと思います。とりあえずいまいちスッキリしていない妻に、この記事を読んでもらい、またお互い話し合いたいと思います。

では以上です、しろうめず@ShiroUmezでした。

【参考にした書籍】

子供の病気
スポンサーリンク
この記事が気に入ったら最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
しろうめずをフォローする
考えるオヤジ