こんにちは!しろうめず@ShiroUmezです。
最近切に思うんです。子育てって待つ事なんだなぁって。
というのも、最近次女の喘息発症を発端に、これまで僕たち夫婦がしてきた育児(といってもたったの4年間程ですけど)を振り返る機会が増えたんですけど、そんななかよく思うんです、コレ。
過保護や過干渉、逆に放任主義、子育ての方法は十人十色・人それぞれではありますが、結局子育ての一番の目的?ゴール?は、子供を一人前に自立させることであると思っています。まぁ改めて書くことでもないですけどね。
そんなわけで今日は、待つ事がいかに大事であるか、成功事例(?)を添えつつまとめておこうと思います。我が家の子育ての備忘録ですかね。
子育てとは「待つ事」にあり!
知らないうちに集団生活ができるように・・・
これはまぁ保育園や幼稚園に入園することによってできるようになったことであるので、我々夫婦が直接行った育児ではありませんが。いつの間にか子供たちが集団生活の中できちっと規律を守れるようになったこと。
これから成長し、社会に出ていく上で最も大事です。奔放に育ってほしいのはもちろんですが、その前提として「ルールを守れる人間」でなければならない。異論はあるでしょうが、僕は子供たちにそんな風に育ってほしいと思ってます。
一体何のことを話してるんだこのおっさんはと言うと、先日の運動会を観て思ったんです。
最初から最後まで感動してました。子供たちの成長に。
だって、家ではあんなに言う事聞かない我が娘たちが、先生の笛に従い整列をし、行進し、練習してきた歌を歌う。ダンスを踊る。「位置について、よーい」と言われたら走るポーズで構える。走り終えたら整列し、駆け足で自分の席に帰る。
いつの間にこんな事できるようになってたんだよ!?お父さん全っ然知らなかったよ!と。運動会が行われている間感動しっぱなしでしたよほんと。
「子育てとは待つ事」とはちょっとズレてる話かもしれませんが。
自分で服を着られる、靴下・靴を履ける
些細なことかもしれませんが、2歳の次女が自分で服を着られるようになったり、靴下や靴を履けるようになりました。
もちろん今までは親がやってました。朝起きたら寝間着を脱がせ、肌着・外着を着せて靴下も履かせる。
でもある時急に自分でやりたがるときがくるんですよね。「○○ちゃんがやるー!」って。で、やらせてみると、やっぱりできない。最初のうちは当然です。
何回も何回もやってるうちに、ふとした拍子でできるようになる。着られるようになってるんです。
その間、僕がしたことといえば、着替える様子を見ながらじっと待った事。
自分でトイレやオマルに行けるように
トイレやオマルもそうです。
ウチは古い家なので、トイレは和式だったりします。4歳長女はいつのまにか一人で上手にできるようになりました。自分でズボンとパンツを半分までずらし、用を足した後はトイレットペーパーで拭き、手もちゃんと洗える。
2歳次女も最近はオマルで用を足せる頻度が増えてきました。(たまに誤爆して大惨事になることもありますが・・・)
僕がした事と言えば、最初こそやり方を教えましたが、あとはただ、二人が自分でできるまで待っただけ。
子供のしようとすることを自分でやっちゃう「待てない親」
人のこと言えない部分も多い僕ですが、最近「待てない親」が多いように思います。どういうことか?
朝の支度を子供にさせない
あるお母さんの話なんですが、朝、子供を保育園に送らないといけないのに時間がない。子供は自分で服を着ようとするも上手に着られない。たまらずそのお母さんがババーっと服を着せちゃう。
今度は靴が履けない。これまたババーっとお母さんが履かせちゃう。そのまま子供を担いでチャイルドシートに乗せようとするも、嫌がって座らない。
あろうことか、そのお母さん、いつもチャイルドシートのベルトを締めずにそのまま車を走らせるそうです。「だって朝は忙しいんだもん!」とのことで・・・。
妻のママ友らしいんですが、忙しいからと全て母親がしてしまうことにより、これじゃあいつまでたってもその子は自分で朝の支度ができないし、何よりもシートベルト締めずに車出すとか論外です・・・。もし事故にでもあったらどうすんのかと。
服や靴を親がさっさと着させてしまう気持ちは勿論わかるんですけどねー。
子供の遊びを待てない親
子供をよく公園に連れていきます。(こんな公園↓)
ここで先日見かけた光景。3歳くらいの子がまだ滑り台で遊びたいと叫んでるのに「次はブランコブランコ」と無理矢理ブランコへ。ブランコでちょっと遊ばせたかと思うと「次は砂場行こう砂場」と親がw
一通り遊ばせたら「○○ちゃん、もうお昼だからご飯食べに行くよ」と、全てが中途半端で遊び足りなくて泣いてる子供を抱きかかえて駐車場へと消えていく親。
一体何しに来たんだよと。好きな遊具で遊ばせてやりゃいーじゃん・・・。時間無いのにイヤイヤ連れてきたんでしょうかね、子供が行きたがるから。
ご飯をこぼす子供にイライラする親
先日家族で外食した時のお話。
2歳くらいの男の子が一生懸命箸やフォークを使って自分でご飯を食べようとします。まだ上手にできないのでボロボロこぼしますよね、味噌汁とかも。そのたびに「もう○○ちゃんこぼさないでよ汚い!」「ほらほらまたこぼれるよ!」と口やかましい親。
で、しまいにはイライラしながらフォークを奪い取り、自分が食べさせてるんですよね。
・・・拭きゃいーじゃんあとで。
食べてるそばからあんなにゴチャゴチャ言われてるその子を見ると、ご飯食べるの嫌いになっちゃいそうで気の毒でしょうがなかったです。
【まとめ】子供は勝手に育つもの!?
年配者に多いんですが、最近の若い親の子育てについて、「昔はそんなに子供のことなんて構わなかった。子供なんてほっときゃ勝手に育つもんだ。」なんて言われる方がたまにいます。
その言葉を聞いて思っていたのが、「そりゃあんたらの時代は高度経済成長期で、仕事仕事で忙しく、余裕を持って子育てすることができなかっただけでしょう」という想い。
確かにそれもあるかもしれませんが、いい意味で捉えると、「勝手に = 待っていたら」ということなのかもなぁ、なんて最近思うようになりました。
つまり、子供のやることを親が口や手を出さないでじっと待ってやることによって、子供は自立心を身に付けて一人前に育っていくということ。「待つ事」とは「見守ること」なんですよね。
(※次女が歯磨きさせてくれないから「するまで待つよ!」と宣言したら、見かねた長女がしてくれたの図w姉妹仲良しという思わぬ副効果が!)
偉そうに述べてきましたが、かくいう僕も、なかなか待てません。待てない親の一人です。過保護は良くて過干渉はダメだという意見をよく聞きますが、過保護にも程度があると思います。(その程度を超えたら「過干渉」になるのか?w)
今後はもっともっと「待つスキル」を磨いていきたいなぁと思います。しろうめず@ShiroUmezでした。